ハロプロ

文芸誌&ポップカルチャー誌でハロー!プロジェクト

動画プロモーションが大前提の時代、インターネット黎明期に産声を上げたハロープロジェクトは、情報の多くをファンの書き込みによるテキストサイトと共に歴史を歩んできました。

文字文化との親和性が高いハロープロジェクトですが、文芸誌・カルチャー誌それぞれで特集された事は然るべきとも感じられます。

本のための雑誌『ダヴィンチ』の「ハロプロが女の人生を救うのだ!」と、ポップカルチャー誌『Quick Japan』の「BEYOOOOONDS〜不機嫌な時代をビヨーーーーーンドせよ〜」を読みました。

いずれも表紙&巻頭特集という充実の内容です。

「ダヴィンチ」では

提言として「ハロプロが女性に与えれくれる救い」に焦点を当てるとあり、女性アイドル→女性読者に向けられた切り口での内容がとても興味深く掘り下げられています。

30歳を迎えても「可愛い」を更新する道重さゆみさん。道重さん自身が語る「可愛い」の在り方、年齢と共に解釈を加える「可愛い」など、自身の哲学が窺えるインタビューです。

モーニング娘。20メンバーインタビューでは、「歌詞の解釈」をメンバー内で意見交換している事や、歌詞をパフォーマンスに深く落とし込んで表現するプロの取り組みを語っておりました。

作詞家である児玉雨子さんと作家の松浦理英子さんによる対談では「女性」「個人⇄集団」の視点などから、文字と言葉の表現についての想いと、アイドルへの結びつきが語られております。特に印象的な内容として、雨子さんが現代の受け手は、表現したことに対する「解釈の【正解】を求める」と感じていた事です。

ハロプロメンバー個々への記事も充実しており、Juice=Juice宮本佳林さん、アンジュルム佐々木 莉佳子さん・上國料萌さん、BEYOOOOONDS前田こころさん、山﨑夢羽さんによる、パフォーマンスマンスへの努力と苦悩も語られています。

そして読書好きメンバー座談会という記事では、こぶしファクトリー広瀬彩海さん、つばきファクトリー浅倉樹々さん、BEYOOOOONDS平井美葉さんの「本」との出会いを。

また、ハロヲタを標榜する、各有名どころの寄稿も(良い意味で)偏りと情念が感じられる素敵な内容となっています。

続いて「Quick Japan」誌

特集全編においてBEYOOOOONDSの「決まっていない」というコンセプトに呼応するように、【実験的な要素】を楽しみ、今後を期待させる内容になっています。

グラビアでは「BEYOOOOONDSメンバー×映えないアイテム」で可愛さの常識に挑戦してみたり。

インタビューについては数人グループによる座談会形式でBEYOOOOONDSの「今現在」を語っています。メンバー自身も「決まっていない」事への期待や展望、自身の考えが綴られており、彼女達のパフォーマンスを創るバックボーンを感じる事ができます。

そして私が気になっていた「製作陣」へのインタビュー。これはBEYOOOOONDSを楽しむにあたり、多くの示唆を含んでおり、ビヨヲタには是非読んでいただきたい内容になっています。

※一部だけ抜粋すると「あの曲」のスピンオフである「あの曲」は、星部さんが【勝手に作って】橋本さんに持ち込んだというエピソード。作家を刺激するほどの可能性をBEYOOOOONDSが持ち合わせている証左で、ワクワクしました。

また、今回の表題とは逸れますが、Quick Japan誌では、昨年アンジュルムを卒業した和田彩花さんのエッセイも初回として掲載されております。ソロでの和田さんの活動は皆さん御承知かと思いますが、上記ダヴィンチの特集とリンクするかのうように「女性・アイドル」としての自身の考えが語られており、連載の今後も期待される内容になっております。

今回紹介した2誌ですが、いずれも熱量のある特集内容ですので、ハロヲタもそうでない人も是非、一読していただきたい内容になっております。

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