ハロプロ / ヲタク / 未来志向

現状整理と楽しみ方の模索~とあるハロプロヲタクの私見〜

目次

  • イントロダクション
  • ヲタクの「主流派」を探さない
  • コンサートについて
  • 接触イベント「盛りだくさん会」などについて
  • まとめ

イントロダクション私のハロヲタ略歴

3年以上にも及ぶ長期間のコロナ禍による規制から、ようやく声出し&スタンディング公演が帰ってきました。規制ルール期間で得たスキルや知見を組み込みながら、ヲタクとしての自分の「立ち位置」や「型」を改めて整理する時期が来ていると切に感じています。

なぜそう感じたのか?(あくまでも「私が感じた印象」であり、定量的な評価ではありません)

  • 客層の変化:コロナ禍以前からジワジワとコンサート会場にも女性が増えて来ていた印象はありますが規制後の着席公演が定型化してからさらに増加しました。
  • SNSに寄せられる様式の変化:ファンアート(イラストレポ含む)の増加/声が出せなかったため凱旋企画などの事前告知の圧が高まった(アンジュルム・BEYOOOOONDSに顕著) /ヲタクグッズのデコレーション/在野ヲタクコミュニティの集合写真/など(その多くは他界隈からの流入文化かと思われますが今は掘り下げません)
  • 現場の傾向、その他: オンライン・現地会場、共に「お話し会」需要の増加/遠征民の微減/Twitter愚痴垢の顕在化

上記の他、世代・性別を超えた日々のヲタク側SNSで多くのインスピレーションを得た上で「コロナ禍前の状態に戻る」のではなく「新時代の様式」の萌芽を感じています。

ただ、それらの不文律が「定着するか」は別問題でしょう。新様式に対するバックラッシュにより古典派の隆盛が起きたり原理主義者の啓蒙活動が活発化する可能性も否定できません。大勢としては緩やかなグラデーションで中庸な作法に収斂すると思われますが。

ヲタクの主流派を探さない

上記した変化のように様々な楽しみ方が実践されています。現代人の宿命(ある意味「呪い」)である「他の人の楽しみ方」が可視化される現実は、特に「新規ヲタク」としてはアイデンティティが揺らぐこともあるでしょう。社会生活同様「なにが正しいのか」を求めても答える人によって違います。ツアー全公演参加しなくてもいいし(当然)、「個別お話し会参加券」の枚数を積まなくてもいいし(当然)、ラジオや配信動画を全て網羅しなくても良いんです(当然)。自分の限られたリソース(時間やお金)は自分が楽しむために配分しましょう。

コンサートについて

「席運」

最近の傾向として目につくのが「座席の良し悪しを気にし過ぎる」傾向が強いこと。これはコンサート抽選の宿命でもありますが、所謂「2階席」が配当された時に本来楽しめるはずの当日までの時間を「自ら減益」しているマインドとも言えるでしょう。客席での自由度が以前の状態に戻った今こそ「自分の手札でどのように楽しむか」は工夫の余地が増えました(意外と1階前方の良席だと刺激が強すぎて記憶に残らなかったりします笑)

「チケット当落」の現状

ホールコンサートの体裁で行っている今も関東圏が落選ばかりで地方公演はファンクラブ2次募集や当日券が出る状態が続いています。興行としては「コンサートツアーで地方のチケットも完売」が目指すべき目標でしょう。事務所としても動員力の関東偏重は長年先送りしている頭の痛い問題かと推察します。全国どこにでも行く固定層の人達は慢性的に体力・財力共に疲弊しているのでこのまま放っておくと展開規模の縮小(名阪ばかり)と関東圏だけの公演になってしまいます。

※モーニング娘。意外の「ライブハウスツアー」はそれぞれのグループに見合ったキャパシティを設定しやすかったためバランスもそれなりに全国ツアーを組むことができた背景があったかと。

地方公演のMCでメンバーが質問する「地元の方〜」の反応に対しては、遠征民としては貢献することができません。私はJuice=Juiceのヲタクですが、それぞれのグループで地方公演(在籍メンバーの出身地除く)に入った遠征民の人達は、なにかしら見えたものがあるはず。

地方遠征先の会場前でコンビニ発券の一般販売チケットを手にした人を見ると、すごく嬉しい気持ちになるヲタクも多いのではないでしょうか。

ヲタクに対する処方箋としては、関東圏公演は上述の席運にこだわらず一般販売(2階席前提)での楽しみ方を見出すことや、旅費を工夫しながらの地方遠征でしょう。地方在住の方は自らの「凱旋公演」としてSNSなどでフォロワーさんに対しアピールしてみてはいかがでしょうか。(お国自慢とか名産品やお勧めグルメがあると嬉しいです…。笑)※遠征は名所散策やご当地グルメなど付加的な楽しみも多く、思い出に残ります。

接触イベント「お話し会」などについて

これについては「商法の良し悪し」について何か言うつもりはありません。それぞれが自分の尺度で楽しむことができれば良いと思います。ただ、自身のお財布事情を思い悩むくらい購入したり、他のヲタクと枚数を比較して卑下することは無いのでは?と思います。(私はこのスタイルのイベントにはほとんど参加しないので当事者意識は低いのですが。)またSNSで見るそれぞれの「お話し会レポ」も参加者自身の思い出を強化するためのツールであって、その文章を読んで「他のヲタクを牽制している」などと曲解するようになってしまっていたら重症でしょう。「お話し会デトックス」をおすすめします。

まとめ

ここまで私が観測し感じているハロプロ界隈の現状を書き連ねましたが、イントロダクションで書いた「立ち位置」と「型」については概ね次のようになりました。

「立ち位置」

  • 自分のできる範囲で楽しむ(無理をしない)
  • 人と比較しない
  • 今あることに感謝する(コロナ禍を経ての切実な思い)

「型」

  • これまでの経験を活かす(変わりつつある様式や距離感に応用する)
  • 現場の空気を味わい楽しさを工夫する(運に左右されない)
  • グループやメンバーの魅力をより多くの人に広める
  • 新たな発見を加えて取り入れる

といったところです。

多くの楽しみを提供してくれるハロプロを今後も見守りながら、どうか皆さんも健全で充実した「ヲタク生活」を送れるよう祈念しております。

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