ハロプロ

Juice=Juice 10th ANNIVERSARY CONCERT TOUR ~10th Juice~八王子【初日】

2022年3月18日(土)J:COMホール八王子

東京は辛夷の花が満開、桜も開花宣言がなされた2023の春、「10th=juice」ツアーもついに初日をむかえました。

セットリスト

  1. ロマンスの途中
  2. イジワルしないで 抱きしめてよ
  3. 裸の裸の裸のKISS
  4. プラトニック・プラネット
  5. Future Smile
  6. 全部賭けてGO!!
  7. 微炭酸
  8. シンクロ。→終了後年下5人のMCコーナー
  9. チクタク 私の旬(有澤/入江/江端/石山/遠藤)
  10. 背伸び(工藤/松永/有澤/入江/石山)※工藤/松永衣装替え
  11. SEXY SEXY(植村/段原/井上/工藤/松永)衣装替え完了
  12. 愛のダイビング(植村/段原/井上/江端/遠藤)
  13. あばれてっか?! ハヴアグッタイ(DJりんご)
  14. GIRLS BE AMBITIOUS(石山/遠藤追加、江端更新の最新Ver.)
  15. 「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
  16. CHOICE & CHANCE
  17. Never Never Surrender
  18. Goal〜明日はあっちだよ(マフラータオル必携)

※全曲フルコーラス

ステージ上での印象的な出来事(いつもながらの雑メモ&曖昧記憶をご容赦ください。)

  • 衣装は2ポーズ(公開済みの赤チェックと後半の黒/シルバー衣装)
  • 赤チェック衣装は頭に植村さんと井上さんが王冠、松永さん黒ベレー帽、有澤さん赤チェックベレー帽、段原さん入江さん赤チェックリボン
  • ガルビのシャウトで有澤さん爆発w
  • Goalでは秋のWWを彷彿させる追いかけっこが初日から開催(いちさく、れいえば)

MC関連(記録より目の前の出来事が優先されているのでかなり大味です。)

  • 遠藤さん「GIRLS BE AMBITIOUSが初披露で嬉しかったです。私の好きなアイスも(歌詞に)入ってて」
  • 石山さん「公演時間が短く感じました。」
  • 江端さん「GIRLS BE AMBITIOUSの歌詞が最年少じゃなくなって悪戯好きになりました。今後もライブを楽しみます」
  • 入江さん「拍手で会場が一つになっていました。髪を20センチ切ったんですけど初公開です。」
  • 有澤さん「GIRLS BE AMBITIOUSでいちさくが向かい合う場面があるんですけど研修生(同期)時代を思い出して、今こうして同じJuice=Juiceで歌っている事が感慨深い気持ちになりました。」
  • 松永さん「まめ(遠藤さん)が「あばれてっか」の始まる前に「カモン!リンゴスター」って言われてて(ビートルズのメンバーと勘違い)DJりんごが可愛かったです。」(ラスト自分の名前をぐだぐだに噛んで締める)
  • 工藤さん「早く皆さんに会いたかったです。最近はよく食べてる毎日だったので顔のお肉が目立ちたがり屋でしたが、口角がたくさん上がりました。」
  • 井上さん「公演時間が短く感じました。素敵な初日を迎えることができました。」
  • 段原さん「みんなも言ってたけど公演時間が短く感じた。そしてこの衣装(後半の黒衣装)°C-uteっぽいですよね!」(段原さんは研修生時代、°C-uteのコンサートツアーにチャレンジアクトとして帯同していました。)
  • 植村さん「初日に合わせて髪色とネイルを新しくしました!」(色々話している途中で段原さんが植村さんの髪の乱れを整える)植村さん「るる、毛繕いありがとね」
  • 植村さん「今日は初日だからみなさんわからないと思いますが…。さくりんご!例のアレ持ってきて」とメンバー全員のマフラータオルがそれぞれに手渡されてラスト曲の「Goal〜明日はあっちだよ」の会場演出に繋がりました。

ここからは初日公演に参加しての印象や10ht=juiceツアーコンセプトについての私見を好き放題に失礼します。

今ツアーのセットリストでは、昨年発売されたアルバム「terzo」の中でもマストとして据えられた全員曲(STAGE~アガッてみな~/G•O•A•T/ノクチルカ/POPPIN’ LOVE)や人気の「禁断少女」、定番の「Magic of Love」等が入っておりません。つまりそれらを全く問題としないラインナップと守備範囲の広い楽曲ジャンルをストックしているJuice=Juiceの強さを改めて感じさせてくれました。インパクトの強い曲は休ませる(熟成させる)ことも必要で、その期間があるからこそ緊要な場面での強烈な爆発力を発揮する事を考えると定石ですが効果的な運用でしょう。

そして今回のラスト曲「Goal〜明日はあっちだよ」は力強いロックチューンであり、タオルを回す演出を加えながら明確に「規制緩和後」を見据えた楽しみ方を提示してきました。(terzo bisのラスト「Familia」のように、温かく落ち着いた曲でもステージをクローズできるのはJuice=Juiceの魅力ですが。)

※参考:昨年ツアーのセットリストはこちら terzo bisnouvelle vague

「10th Anniversary year」に相応しい過去楽曲の掘り起こしと、それを歌い体現する「現在のJuice=Juice」がセットリストでもメタ的/直接的に表現されています。

特にシャッフルコーナーでは「キャリア上5人と下5人構成」のほか「由愛里愛+いちさく+入江」のハイティーン( late teenager)組が爆誕、「大人3人と最年少&第二最年少」も「少女と大人の女性が同居するグループ」として明確なメッセージを捉えることができます。

「チクタク 私の旬」〜「背伸び」〜「SEXY SEXY」の流れは「少女から大人への時系列」そのものでしょう。(「SEXY SEXY」ではなく「素直に甘えて」だとしたら直喩が強すぎる 笑)

「Future Smile」ではハロコンの「夢幻クライマックス」を経て、ついに有澤さんの生演奏が解禁です。過去公演のステージでは自身の愛器ヴァイオリンを使用しながらも当て振りでした。演奏能力は全く問題ないと推察するので、何らかの事情があったのでしょう。電子ヴァイオリンに刺さっているピンジャックの「本物感」が頼もしい。(そのかわりに演奏中のターンは無くなりました。)

そしてついに「GIRLS BE AMBITIOUS」の現体制最新Ver.が披露されました。さくりんごの二人はもちろん他メンバーもマイナーチェンジしているのでそれぞれ確認して楽しんでください。ビジョンには歌詞テロップも表示されます。(他にも公演中何曲か歌詞テロップが表示されます)

有澤さんが公演感想MCで自覚的に話してくれましたが、長らく公に対しやや遠慮がちだった「いちさく」の物語も解放されました。これまでは石山さんの同期である一般加入最年少の遠藤さんの立場を守るための気遣いもあったように思えます。これはつまり遠藤さんのJuice=Juice内の在り方が彼女の個性の発露と相まって安定してきたので、安心して自分達「いちさく」の関係を発信することが出来るようになったと言えるのでは。

最後に私の一番応援しているメンバー江端さんについて。「GIRLS BE AMBITIOUS」の歌詞にある通り、彼女の武器であるハスキーボイスは今回の過去曲掘り起こしでも絶妙なポジションを得ています。歌唱力については高低の幅はまだこれからだと思いますが、ミドルレンジで発揮される唯一の声質は何にも代え難い存在感です。(2021年のツアー「続・花鳥風月」では、声量オバケの(盟友/同期)豫風瑠乃さんとのデュオでも存在感ある声質で負けずに並び立っていました。)

いよいよ始まった10th=juiceツアー。今季も千秋楽までどんなドラマと成長を見せてくれるのか。楽しみです!

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