ハロプロ

ハロプロ研修生楽曲の自由なフィールド

発展途上の素材が魅力を放つ。

ハロプロ研修生楽曲にはメジャーデビューしているハロプロユニットのヲタクにはあまり知られていないけれど、研修生ヲタクから強い支持がれられている曲が多くあります。

そもそも提供先が「研修生」であるため、作り手も聴き手も「これは売れるのか」「他人にお勧めできるのか」をあまり考えなくても良い条件が、その自由度を後押ししてくれます。制約の少ないインディーズの長所を存分に生かした土壌だからこそ育まれると言えるでしょう。

加えて楽曲制作の背景には「研修生のスキルアップ」という要素も考えられます。様々なスタイルの曲をどのように解釈しどのように表現するのか。曲とともに研修生も成長する。さらには唄う研修生も入れ替わる「安定しない」ことが魅力と言えるでしょう。

研修生楽曲は実験的な作品も多く、会場で唄う研修生も聴くヲタクも初披露では毎回試される「実験場」としても知られています。

怪曲でお馴染の「おへその国からこんにちは」初披露では会場の「浜ちゃんが冒頭にセリフ!」「変な歌が来たぞ!」「これは…」という異様なムードを生で体感し「研修生現場の醍醐味の一つ」を味わうことができました。

最近は「表参道A5」「ミステイク」「情熱スパークル」などしっかりした構成の曲が多かったのですが、最新曲「アニマルランド」は曲も歌詞も「わかりやすさ」ではなく「感覚」に大きく振っている内容で久しぶりにステージ上も客席も「試された」曲が登場しました。カッコイイです。

ハロプロ研修生「アニマルランド」

また研修生のセカンドアルバム「Rainbow×2」では研修生故の希望や活動での葛藤が込められた表題曲「Rainbow」のほか「未来へ繋ぐ約束」「正しい青春ってなんだろう」等がありますが、メジャー戦っているハロメンがこれらを歌ってしまうと途端に説教臭く陳腐になってしまいます。まさしく「研修生のため」に用意された曲であり、聴くたびに応援する側も毎回目頭が熱くなります。※1stアルバム「Let’s say “Hello!”」も名盤です。

ハロプロ研修生「Rainbow」

ハロプロ研修生の活動、2021年の新年度からは中野サンプラザでの初単独公演(4月17日(土))や例年開催される「実力診断テスト」(5月3日(月祝))が発表されました。ここでも新たな挑戦や実験が期待できそうです。今後も引き続き注目していきます。

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