
齋藤孝「読書する人だけがたどり着ける場所」
読書により得られる事、楽しみ方、喜び。本はさまざまな体験を提供してくれます。
タイトルは「読書習慣がある人=意識高い系」的な選民意識を連想させる、ともすれば挑発的な文言ですが内容は純粋に読書の楽しさを勧めてくれています。
読んで欲しい対象は「読書しない人」「読書の必要は感じているがなかなか読む気になれない人」かもしれません。
そしてすでに「読書する習慣がある人」にも楽しく読める一冊になっています。
冒頭では「文字を読む」ことについてSNSやネット記事を引き合いに出しながら解説していますが、ネットで字を読み情報を得ることは読書と同意義ではありません。
読書とはなんなのでしょうか?
読書によって得られる深く実りある思考と教養
読書の楽しみ方、そして広がりを伝えてくれる一冊です。