未来志向 / 読書

藤井英雄「マインドフルネスの教科書」

なんとなく、言葉の意味がわからなかった「マインドフルネス」がスッキリと理解でき、健康な精神生活を送るための貴重な発見がある一冊です。

そもそも「マインドフルネス」とはなんぞや?と思う方も多いかもしれません。

ざっくり言うと「心のコンディションを整える方法」という感じでしょうか。

Google、P&GやNIKEなどアメリカの超一流企業も取り入れている「メンタルコントロール」です。

「今すぐここでモヤモヤが消える14の方法」としてマインドフルネスのさまざまな取り組みを段階的に紹介しています。

いくつかある特に印象的な内容としては

  • マインドフルネスはポジティブ思考とは違う
  • 潜在意識と自己肯定感の関連性
  • 「今、ここ」を意識する感覚の詳細でわかりやすい解説
  • 具体的なトレーニング方法と日々の実践事例

著者の藤井英雄さんは精神科医であり医学博士ですが、マインドフルネスは仏教の瞑想が起源とされており、所々にスピリチュアルな印象を受けてしまうため読み手側の好みは分かれます。

※書籍の分類としても「スピリチュアルの教科書シリーズ」と銘打ってあります。

しかし、そんな印象を差し引いても日々の不安やイライラを認知して解消する大きな手がかりとなる「マインドフルネス」の効果は実践する価値があります。

事実、上記した世界の最先端を走る企業が現実に取り入れているのですから。

「マインドフルネス」や「瞑想」について引き続き多くの研究は進められているようですが、脳にはまだまだ解明されていない分野が多くあり可能性を秘めた研究課題は興味をそそられるものばかりです。

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