
樺沢紫苑「神・時間術」
起床後2時間が脳のゴールデンタイム。脳科学から考える集中力と一日の時間活用方法
物事の判断と行動スピードを上げる「最適な脳の使い方」が解説されています。
集中力には限界と波があり、その特性や周期を理解して思考や行動を当てはめて行くことが効率的です。思考や行動ありきでは無く「脳の状態」に思考や行動を合わせることが大切です。
午前:起床後2時間が脳の最高の状態
午後:午前中ほどのパフォーマンスは発揮できないので上手な休憩とタスクの分散で脳の状態をキープしながら整える。「運動」による脳のリセット
夜:自由時間の活用で学習、一日の区切りで脳を整えるために頭の中を整理
しかし日々の生活ではスケジュールで活動が決まっているので「そんなの無理だ」と思うかもしれません。重要なのは「今脳の状態がどうなっているか」を把握していることです。
「考えがまとまって全体が良く見える状態」であったり「集中力が切れて作業の質が落ちている」であったり、脳の働きを自分がスキャンできるようにすると「今やらなければならないこと」への対策をとることができます。
大切な判断や思考は、あらかじめ脳が良い状態の時に考えておく。集中力がきれている事を自覚し休憩する。長時間の集中力が必要な前にはスマホなどの刺激を避けて集中力のコンディションを整える。
脳の特性を知っておけば自分で対策し脳の状態をある程度コントロールすることができます。
一日の流れの中で効率的な脳の使い方がわかるので、朝起きてから夜寝る前までの過ごし方の時間も見直すことができるので、生活習慣の改善が期待できます。
脳の特性を理解して「やるべき事」のクオリティーを高め、毎日の生活を充実・向上させていきたいですね。