バイクの楽しみ方それぞれ
移動する手段としてだけではない魅力がバイクにはあります。
とても趣味性の高い乗り物なので正直便利とは言い切れないバイクですが、それ故に多くの楽しみ方があります。
操る:運転そのものに楽しさかあります。自分の体も車体の一部として操縦する感覚はバイクの特性でしょう。そして車以上に体感できるスピード感、開放感。雨風、気温と乗ることに対して気象条件が大きく影響してしまうのは不便に感じるかも知れませんが、季節の移ろいや空気の匂いを感じることができます。
行く:ツーリングという言葉がある通り「乗って移動する」こと自体が楽しさになります。経路を地図で調べて天気を確認し、安全に移動する計画を作る準備段階の遠足と同じようなワクワク。多くの荷物を積む事はできませんが、可能な限り必要な物を小さくまとめる工夫や手間も楽しさになえります。
着る:ファッションのジャンルに「バイカースタイル」があるほど独自のスタイルを持っています。映画や小説、漫画などでもカッコいいアイテムが使われており、背景にあるストーリーをイメージしながら着込む【自己満足感】はバイク乗り特有のものかも知れません。
換える:車体のカスタムパーツがとにかく豊富です。ちょっとした見た目の変化やガッツリとメカニズムの変更まで、「自分でやっている」人も多いのがバイク乗りの特徴です。
眺める:乗らずに眺めることの多いバイクオーナーの楽しみ方を「盆栽」と揶揄する言葉があるほど自分のバイクのビジュアルが好きな人も多いですね。ツーリング先の美しい景色と自分のバイクを合わせた写真はSNSでも「必須」といえるほどの楽しみ方です。
バイクは移動するためだけの道具ではありません。むしろ移動だけならば電車などの交通機関や自動車などのほうが安全で快適です。
暑さ寒さ、雨風、装備を整える手間、マイナスとも捉えられる要素を含めても乗っている人にしか味わえない楽しみがあるのが「バイク」という道具ですね。