佐々木圭一「伝え方が9割」を身につけるために。
自分の中に思いがあっても伝える事に失敗してしまい、求めている結果に繋げることができない。真摯に「気持ちを伝える」方法をさがしているとき、この本に出逢いました。
勘違してはいけないのは「相手を操る」ためではないということです。
相手を尊重した上で互いに協力しながらよりよい結果につなげるための手段として「伝える技術」を学びます。
本の内容は「伝えるための技術」を大きく二つのアプローチで構成しています。
【1】NOをYESに変える「答えは相手の中にある」対象者の視点になり相手が合意したくなる提案方法の解説
- 相手の好きなこと
- 嫌いなこと回避
- 選択の自由
- 認められたい欲
- あなた限定
- チームワーク化
- 感謝
【2】強い言葉を作る 「相手に話を聴いてもらう」ためのキャッチーな問いかけ方法を解説
- サプライズ法
- ギャップ法
- 赤裸裸法
- リピート法
- クライマックス法
上記二つの項目はケーススタディを用いてわかりやすく読ませてくれます。今までのコミュニケーションで感覚的に行っていた構成を体系的に理解することができました。
この体系的な技術を著者の佐々木さんは「レシピ」という表現で、常に一定のクオリティを保つことができるとしています。
日々の生活や仕事(連携・交渉)でのコミュニケーションに直接使えるスキルとなるでしょう。