
樺沢紫苑「アウトプット大全」&「インプット」大全
現実世界はアウトプットでしか変わらない。良質なアウトプットをするためのインプットで自分を変えていく方法
既にご存じの方には白盤と青盤でおなじみですが、発売順はアウトプット→インプットで出版されており、読む順番もアウトプットからがおすすめです。
2冊ともに冒頭の説明として「成長のらせん階段」を図解しており
良質なアウトプット⇔良質なインプット
の相互作用を段階的に繰り返すことで自己成長を積み上げるよう促してくれます。
それぞれの活動を区分してみると
アウトプット | 書く、話す、挑戦する |
インプット | 読む、聞く、体験する |
上記の行動をわかりやすく、取り組みやすく様々な方法を提案してくれるのがこれら2冊の構成となっています。
インプット大全にはインプットすることを【AZ(アウトプット前提)】と定義しており、「アウトプットするために」インプットが必要であると。つまりアウトプットしないインプットには成長が無いということです。
「アウトプット」を難しく考える必要はありません。今自分が出来る何かを「行動する」だけです。
やりたいこと、やってみたいことを頭の中で思い描くだけでは無く実際に手足を動かして行動してみましょう。アウトプットの敷居を下げてチャレンジする楽しさを経験するとそこから視野も広がります。
そしてアウトプットするためにはインプットが必要です。アウトプットて得られた経験を手掛かりに、より良質なインプットを更新しましょう。
著者の樺沢紫苑さんは精神科医です。その知見を生かした切り口での解説も面白く脳の特性を理解させて、日々の行動に生かすため用例を使って読ませてくれたりもします。
精神衛生の観点からもポジティブな発言やアクションを推奨しており「アウトプットの成果」に強い説得力を持たせています。
アウトプット&インプットを積み重ねて自己成長を実感できる2冊です。
小さなことからでも「チャレンジして行動」してみましょう。
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