未来志向 / 読書

ロルフ・ドベリ「シンククリアリー」&「シンクスマート」

著者ロルフ・ドベリが伝える「思考の道具箱」の使い方

このように考えなさい、このように行動しなさいという「答え」ではなく自分の頭で考える「問い」の方法を見直す手掛かりを得られる内容です。

2冊とも原稿の初出は新聞のコラムであることから、一つの区切りが短く簡潔で、それぞれ独立した52の章編で構成されています。

物事の捉え方を自分の成功または失敗の体験から判断してしまう場合が多い私の「思い込み」は世の中の多くの人も陥っている「思考の誤り」であることがわかり、紹介されている耳の痛いエピソードに身が引き締まる思いです。

今判明している事実を素直に読み解く難しさ(バイアスの排除の難しさ)を実感しますが、肩の力を抜いてシンプルに課題を理解しようとする感覚を身につける方法を提示してくれます。

現代のテクノロジーは様々な方法で我々の生活を「物質的に」便利で豊かなものにしてくれますが、人間の脳の構造は石器時代から変わっていません。複雑な世の中を石器時代と同じロジックで(無意識に)見ていると筆者は語ります。

外部情報から自分が本当に必要な要素を抽出し、自分の頭で考えて行動する。そのための多様な「考えるための足場」を提供してくれる2冊です。

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