未来志向 / 読書

世界を俯瞰する。

ハンス・ロスリング「FACT FULNESS」、落合陽一「2030年の世界地図」を読みました。

二つの本に共通しているのは「今、人類はどこに居て、これからどこに向かうのか」を考えるきっかけになるという事です。

昨今のニュースメディアを見ても、世界の悲惨な現状を知らされるばかりで、「私達はどう考えてどうすればいいのか?」と不安な気持ちになりますが、これらの本を読むことによって、今の世界、今の日本、今の社会の現状を理解することができます。

情報革命の現代、検索して簡単に知りたい答えにたどり着ける世の中で「落ち着いて自分の頭で考えてみる」重要さと「自身の意思・意見を持って行動できる」自信を得られる気付きがある2冊と言えます。

「世界を知る事が日常でどれほど役に立つのか?」

この問いに対する答えは、社会で起きている様々な事柄の背景への理解度が各段に上がる事により

「自分の考えで行動する事ができる。」です。

「なぜ?どうして?」と感じる事は非常に重要ですが、その「なぜ?どうして?」をより大きな視点で感じる事によって、「私ならばこうする」を得ることができ、「なんとなくメディアやSNS等の言ってる事に賛成する」視野から脱出して、ある意味「身軽」になる事ができます。

また、自分の住んでいる「日本」の理解も深まりました。

「日本在住の日本人なのだから理解していて当然だろう」と思う人もいるかも知れませんが、世界の国々と「数字で具体的に比較」する事によって、感覚的に捉えていた「日本」が違った方向から見えてきます。

昨今言われている「日本の未来が不安」や「日本の未来が見えない」等の言葉にも、自身の考えでアプローチできる助けになりました。

「変化が早い世の中」と言われますが、変化に翻弄されるのではなく、変化の理由を理解して適応するための体勢は必要だと感じる日々です。

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